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サステナビリティについての取り組みに関する開示情報

サステナビリティ

主な事業は、貴金属の再生事業です。これまで蓄積してきた再生技術を活用し、都市鉱山から金やレアメタルなどの有価金属の回収・資源化を行うことで、資源循環型社会の実現に貢献しています。
また、当社は、RMAPの認証を取得しており、紛争鉱物等の不使用による平和への貢献や人権の擁護活動も行っています。
社員の働く環境づくりとしては、定期的に管理部門による工場内巡視を実施するなど、安全衛生に配慮した取り組みを実施し、その結果、無災害記録を更新し続けています。
自然災害などへの対処については、危機管理規程を策定し、事業の継続に重大な影響を及ぼし得る事象への対処について、対処手順などを定め、適切な危機管理体制を整備しています。

人的資本への投資

当社は、中・長期的な発展のためには、人的資本経営に取り組み、社員の能力や働きがいを向上させることが重要であると捉え、すべての社員が働きがいを感じ、健康で安心して活躍できる職場環境・組織風土の実現を目指しております。
社員一人ひとりが備える能力、経歴、専門知識・技能などの強みを最大限発揮でき、自身の働きに誇りを持てるよう、新入社員から管理職、役員を対象にさまざまな研修プログラムを提供しております。

知的財産への投資

当社は、中長期的な事業戦略実現のため、研究開発部門への投資を積極的に実施し、ノウハウおよび特許などの蓄積に努めています。

<知財戦略の方針>
多様化・高度化するニーズを発掘し、それに応える技術・製品を研究開発し、提供することを基本方針としています。さらに、独自の技術によって、市場そのものを開拓する「市場創造型の開発」に取り組んでいます。この目的を達成するため、次の3つを主眼としています。

  1. 顧客(市場)ニーズに合致した製品の開発

  2. 高品質製品の開発

  3. 高付加価値製品・サービスの開発

<知財の保護>
知的財産については、技術開発本部を中心に社内規程の定めに従って、出願・維持・管理等を行っています。出願については、経営会議において十分に審議し、対応を決定しており、戦略上、特許の出願を行わないものについては、ノウハウとして保護する方針としています。

  • <特許保有件数>
    独自技術を作り上げるために研究を積み重ね、取得した特許は数多く、40件に上ります(2022年4月現在)。現在も、新規事業であるLiB再生事業を中心に、積極的に特許出願を行っています。
    LiB再生事業に関しては、市場・技術がまだ世界的にも確立していない分野です。そのため、数多くの企業が多種多様な技術を日々研究し、世に生み出しています。このような環境においては、特許を持つ技術の独占性を活かし、当社の技術をしっかりと保護しつつ、競争優位性を担保することが重要な戦略であると考えています。
    首都・東京から距離のある福島県という立地ではありますが、地理的条件が不利にならないことを証明するためにも、戦略的に知財を活用し、「知恵の競争」に挑んでいきます。